悪徳訪問販売・電話での勧誘にご注意
メガネの訪問販売
北海道・東北地方で、一人暮らしで認知症気味の90歳の男性宅に、「検眼をしてあげる」と白衣を着た男性が訪ねてきた。その際、近くに止めてあったワゴン車の中で検眼してもらい、男性は言われるままにメガネを購入。しかも、2か月続けて新しいメガネをそれぞれに買い、代金は1回10万円支払っていた。訪れた家族が新しいメガネに気づいて、領収書を確認したところ、会社名も連絡先も書かれていなかったというケースがあったという。
このように「検眼しませんか」と来訪して、車内で検査した後「今のメガネは合っていない」などと言っては高額なメガネやレンズ交換を勧め、さらに、「注文のメガネを届けに来た」「定期検査に来た」と再訪し、次々に契約させる例も多くみられるという。
短歌掲載詐欺
高齢者に「自作の短歌や俳句を新聞(雑誌)に掲載しないか」という電話があり、無料と思い承諾したところ、高額な掲載料を請求された、など「短歌」「俳句」の新聞あるいは雑誌等への掲載の電話勧誘に関する相談が、2008年度以降、急増している。
「自作の短歌・俳句の掲載」という、趣味に対する心理を巧みに利用し、特に高齢者をねらった悪質な手口がみられ、今後も同種トラブルの発生が予想されるため、トラブルの未然防止・拡大防止の観点から、注意を呼びかける。
○短歌掲載詐欺事例
・突然の電話勧誘で契約を結ばせる
・広告代理店等の事業者が、新聞社からの勧誘と誤認させている
・「すばらしい作品だ、ぜひ掲載したい」などと消費者を褒める
・掲載料は「無料」と勧め、承諾した後、高額請求する
・高額に驚き、解約を申し出ると、「すでに印刷しているので解約できない」などという
・消費者が勧誘を断っているにもかかわらず、勝手に掲載して後から請求書を同封する
・掲載承諾書の当初のやりとりでは金額記載がないのに、後から記載し請求
・契約内容がよくわからないまま次々と契約させたり、掲載紙がきっかけで別の複数の事業者がしつこく勧誘する
・本当に掲載されているのかが不明なケースもある
北海道警察(振り込め詐欺に遭わないために)
http://www.police.pref.hokkaido.jp/sub_page/furikome/furikome-1.html
国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html